氷の王子の、溶けない独占欲。

















陽葵とそんなやり取りをしているうちに、ガラガラと前の扉が開いて担任の先生が入ってきた。








キーンコーンカーンコーン、と朝のSHRの始まりを告げるチャイムが鳴り響く。








「はい、お前ら席につけー。出欠取るぞ」








陽葵は「また後でね!」と小声で囁き、慌てて自分の席へと戻っていった。






私は、遠崎くんに「バカ」と言われた時の冷たい声が耳に残っていて、胸の奥がチクチクとしていた。








……学校で話しかけたのは失敗だった……。




静かにしてほしいって、昨日あんなに言われたのに。


本当に、申し訳ない……っ。