「ゆらぁ! 遠崎くん、真っ赤だったんだけど! あんな反応する遠崎くん、初めて見たー!」 「赤くなんてなってたかな……? やっぱり私、鈍くさいから嫌われちゃったみたいっ……」 私がそう言うと、陽葵は天を仰ぐようにして、とても深い溜め息をついた。 「絶対に違う! ゆらって本当にとんでもない天然鈍感美少女すぎる……!」 陽葵の言葉の意味が分からなくて、私はただ、不思議そうに遠崎くんの後頭部を見つめることしかできなかった。