柚乃ちゃんと笑い合いながら、私たちは手をつないで桜並木を歩いた。
今日から、また碧くんと同じ学校に通えるんだ。
橘 碧(たちばな あお)くん。
私の、二歳年上の幼なじみ。
小さい頃からずっと一緒で、私にとって誰よりも大切な人。
だけど、碧くんが高校生になってからというもの、なんだか忙しそうで、なかなか会えなくなってしまった。
会いたいな。
もっとお話ししたいな。
……なんて、何度思ったことか。
でも、今日からは違う。
同じ学校に通えるんだから、きっと今までよりいっぱい会えるよね?
そんな期待を胸に、私は弾む足取りで歩いた。


