「明日からはまた一緒に学校いこうな」 「え?」 「せっかく同じ学校なんだから」 碧くんは、いつもの気だるげな顔でそう言った。 「……俺、お前が来るの待ってたんだけど」 「……っ!」 一瞬、言葉が出なかった。 待ってた? 碧くんが? 私のことを? 「……うん!」 嬉しくて、思わず笑顔になる。 「約束な」 碧くんは、私の頭をぽんっと撫でた。 その手が、昔よりずっと大きくなっていることに気づく。 もう、子どもじゃないんだ。 碧くんも。 私も。 少しずつ、大人になっている。 だけど。