フシギ調査部!①〜七不思議一番を調査せよ!〜

「何もかもっていうか……それって全てじゃね?」

「黙れ池田。失礼よ!」

璃子は池田を睨み、景に目を向けた。

「景くんは着いてきてくれるよね?私、1人じゃ心細いなぁ〜」

「ごめんなさい先輩。僕みたいな人間が高嶺先輩に近づくのって何だか……犯罪だと思うんですよね」

「景くんは何を言っているの?」

景はハァ、と息を吐いた。

「僕みたいな凡人、高嶺先輩に近づいたら……何だか高嶺先輩に失礼な気がするんです。顔も特別良いわけじゃないし、秀才って訳でもないし」

「それ私もだよね」

「いえ、池山先輩は優しい先輩じゃないですか。そう、優しい人っていう良い人柄を持っているじゃないですか」

璃子はその言葉に心を打たれた。

「景くん……!あなた最高!」

「池田先輩は頭良いし。冷静だし」

「そうか?」

池田は景がネガティブモードに入りそうなのを察した。

「景だって良いところがあるじゃないか」

「じゃあ言ってみてくださいよ」

池田は「そうだな……」と景の良いところを考え始めた。

「歳の割に落ち着いているところ。お前、クラスの男子たちと騒いだ事あるか?」

「無いですね。あんな野蛮な奴らと同類にしないでください」

「それは言い過ぎだ。でも、お前は周りをちゃんと見れるだろ?それは凄いと思う」

「……そうですか?」

景は素直に「ありがとうございます」と頭を下げた。