フシギ調査部!①〜七不思議一番を調査せよ!〜

「俺は嫌だ。楽しいと思えるような時間もあったからな。これを機に新しく『フシギ調査部』に入る奴がいるかもしれねぇだろ?七不思議の調査は俺たちにとってはチャンスなんだ」

池田は照れくさそうに、最初の方は早口で言っていた。
でも、後半は璃子を説得しようと、璃子の目を見て言った。

「うっ……池田ぁ……」

璃子は池田の『フシギ調査部』に対する思いを聞いて泣きそうになった。
「あんなに薄い反応をしていた癖に、本当はこの部活を良く思ってくれていたんだ……」と心を打たれたのだ。

そして、部活の存続と怪異の調査への拒否反応を天秤にかけた。
確かに怪異は怖いが、この部活が無くなってしまう方が、璃子にとっては何倍も怖かった。

璃子は再び立ち上がった。

「ああもう!やります!やれば良いんでしょう!?朝日先輩、何をどこまで調査すれば良いですか!?」

朝日は心配そうに璃子を見つめていたが、その宣言を受けて笑みを浮かべた。

「ありがとう璃子ちゃん。ごめんね、こんな急に頼み事しちゃって」

「いいです!廃部になるよりはマシです!」

「じゃあ、七不思議一番を生徒に害の無いように説得してきて!」

「……え?」