今度こそ、君だけは逃がさない

「おい!優乃のこと悪く言うなよ!」

睨んで大声で言ってやったらみんな一目散に逃げていった。

「いつもは無視するのになんで今日は言うの?」

「あはは……」

誤魔化さないと、またまりの時になってしまうかもしれないと思い、今回は結構秘密にすることにした。

「悠人くーん!」

まりの声だ。

「まり!おはよう〜。お誕生日おめでと!」

「えへへ、ありがとう!」

かわいいなーとは思うが、もう嫉妬とかドキドキとかはない。それくらい優乃のことを好きになったのだ。