今度こそ、君だけは逃がさない

「もー」

そんな拗ねた優乃をみて頬が緩む。

「いっただーきまーす」

「なにそのリズム。」

「べつにいいじゃん」

屋上までついてふたりで弁当箱を開ける。

「げっ、ブロッコリー入ってる。雄星あげる。」

「じゃあ卵焼きもちょーだい。」

「えーいいよー」

そう言って弁当箱に入れようとしてきたので

「あーんしてくれないの?」

「むり」