それでも、キミだけは


久々に思い出しちゃった。
話がなければこれで終わるから、もう休憩に入るかな、と思ったけど、そのとき、
「はぁ~い!私から話がありま~す!」
琴音さんが手を挙げて、発言した。
「今日は、小崎を、一日発言させようと思いま~す。だから、みんな当てられたら、小崎に話させてね~?」
……何、それ……。
そんなこと、朝学活で言うの……?
でも、まぁ、さすがに、これだけ言えば先生も注意してくれるよね……?
先生に、助けの目を向ける。
それでも、先生は、
「まぁ、そうなの?小崎さんに、今日は発言権を譲るのかしら?小崎さん、たくさん発言できそうね。今日は、私が担当する国語の授業もあるから、当ててあげるわ」
何、で……?
先生まで……?
今まで、先生が琴音さんたちに直接加わったことはなかったから、今日を機会に、先生に助けを求めることができるかな……?と、少し期待したけど、無理そうだ。
先生は、私の気持ちなんて、わかってない。
それどころか、みんなに加わるんだ。
それがわかって、悲しかった。
図書委員に推薦してくれた時は、うれしかったんだけどなぁ……。