今日は苦手な英語があるから、スペルを覚えなくちゃ。
うちのクラスの英語担当の先生は、ことあることに、
「この単語のスペルを言ってください」
とよく、生徒に言う。
だから、それで言えなかったら、みんなの思うツボだ。
そんなことにはならないように、とりあえず勉強する。
すると、チャイムが鳴った。
みんなが席に着き、朝読が始まる。
うちの学校は、朝、読書をする、朝読という取り組みがある。
私は、その時間に読書をするのが好きだ。
持ってきた本を読みながら、本に頭をうずめるようにする。
こうしたら、今は髪を引っ張れないだろう。
……授業の時に、この体勢をしたら、先生に怒られるだろうけど。
だから、もう授業中はあきらめるとして、とりあえず今は、こうしていよう。
――少しでも、私の髪の毛が無事でありますように!
髪を抜かれない、無事ですごせる朝読は、一瞬で終わった。
朝学活が始まる。
「――それでは、これで先生からの話を終わります。委員会・係などで、連絡のある生徒はいますか?」
私は、委員会、係など、何にも所属していない。
私が話していても、どうせまとまらないから。
……と思った通りに、誰もいないから先生に図書委員に推薦されて、
「やります」
と言ったけど、私がそう言ったら、
「小崎がやるくらいなら」
と他の子が手を挙げて、結局、私が図書委員会をやることはなくなった。
……そんなこともあったな。



