家に着き、洗濯機を回したら、ガス栓を開けて、調理を始める。
他人丼は、親子丼と違って、豚こま肉を使うから、火が通りやすい。
だから、時間がない時にちゃっちゃと作れるから楽なんだよね。
三人分作り終わって、お皿に乗せ、サラダにする野菜を切る。
最後に、朝ごはんの残りのコンソメスープを温める。
すべてのものを作り終え、食卓に並べた。
すると、ちょうどいいところで洗濯機が鳴ったから、洗濯物を外に干して、お母さんを起こした。
「お母さん、起きてください。夕飯の準備が終わりました」
「ん……お父さんは?」
幸い、今日はそこまで機嫌が悪くなかった。
返事をしてくれてよかった。
「いえ、まだ帰ってきてません。ご飯が冷める前に、先にどうですか?」
「そうね……じゃあ、先に食べようかしら」
「準備はできています。食卓へどうぞ」
お母さんを食卓へ連れたところに、ガチャと、玄関の鍵が開く音がした。
「お父さん、お帰りなさい」
今日は、ちょうどタイミングがいいな。
このまま食べてもらえるといいな。
「お父さん、夕飯を作ったので、どう……」
「うるさい!お前の作ったものなんて食べれるか!」
「っ……」
今日は、お父さんは機嫌が悪いみたい。
あぁ、せっかくお母さんの機嫌がいいのに……。
こういうとき、お母さんの機嫌は、お父さんに連動されちゃうんだよね。
あぁ、今日は大変だなぁ……。



