ぎゅっと。

「やだー見晴らし超いい〜


全然人いないから二酸化炭素足りなくて草〜」



「いや、俺居るけど」


「あ、ごめーーん!木と間違えて勘違いしちゃった」



「教室に木なんか生えるかよ。N高受かったのも


何かの空真似じゃね?」



前の席を借りて座る。



「あのさ、いっとくけど教室で一番


美人なの私だから。挙動不審すんなよ!」



机の足を蹴る。傾いた席を直す一ノ瀬君。