蓮華の太陽

 支持したのは、或の神ー。釈迦牟尼様だった。
 イドーは、何が何でももう死なないで、完全で、美しく、一切の罪が無い世界で笑いたいと思っていた。全てが裏切る迄は。
 ゼヲンがまた倒れて修復しているのを見て、俺は修復何て技は無くゆっくり苦しんで治りますようと言った。
 生きていたい。エデンだけで生きたい。叶わない夢は飛ぶ蝶と似ていた。
 裏切らないでー。少し傾げてイドーはゼヲンを観ていた。或る日ゼヲンは、太陽はもっと小さく、住む星は必ず神が統治を完全にして、とにかく脅かしては駄目と言った。
 イドーは少し怖れていた。早くに滅ぶのはどうだと言いかけて、ハッと空笑い、滅んでくるわ俺。おいー?ゼヲンが一瞬でイドーの腕を掴み抱き締める様に、泣かせるわー。そう言って苦しむ美しい顔はイドーを一瞬で消せる若き神だった。
 うう、イドーは生きる気は最初から無かったんだよと泣き言を言った。ゼヲン様ー。
 はあ?様あ?
 如何か俺何かも使役して、良いエデン創って下さいねー。
 顔をくしゃくしゃにしたイドーは搔き消え、花でも喰ってねと一言。
 はあー?おい!
 飛び去り羽根を白薔薇に変えて飛ぶイドー。ゼヲンは飛び散った白薔薇の花びらを集めて喰べて、死ぬ時が怖いのかと呟いた。
釈迦牟尼様は言っていた。イチ、ニ、サンも言えない程の恐怖と幸せがエデンには或りますね。分かりますかゼヲンー?
 はい、全部分かります。
 容赦のしない軋轢が見えますね。
 笑顔が大事で、泣かれたら護ります。そう、感化して行きます。頭を上げた俺、涙は七色の宝石だとされる。