早速教室に行くと、すでにほとんどの人が来ていた。
みんなあちこちでそれぞれにお喋りしている。
「優羽ちゃん!」
とりあえず自分の席に着いて鞄を置いたとき、聞き覚えのある声で名前を呼ばれた。
顔を上げると、去年からの友達の陽依ちゃんが立っていた。
「あ、陽依ちゃん。今年も同じクラスだね。よろしくね」
「うん、よろしくね」
そう言って、陽依ちゃんが微笑んだ。
春日 陽依ちゃんは、去年同じクラスになって仲良くなった友達。
肩まであるキレイな黒髪に、二重の目で、身長150センチの小柄で可愛らしい女の子。
性格は、おとなしくておっとりしてて、気が利いて優しい。
なんとなく雰囲気が自分に似ていて、最初に話したときから気が合いそうって思っていた。
「わたしたちもついに最上級生なんだね」
「そうだね。なんかあっというまだよね」
「ついこの前入学したばかりのような気がするのにね」
「来年の3月には卒業だもんね」


