そしてすぐ先生は戻ってきた
「よしじゃあ、ちろり行こうか」
「うん、」
「なんだ?緊張してるのか?」
「え??あーま、まあね」
「なんだよ?警戒してるのか?」
「いや、違うよそれは!ただ先生の車初めてだからなんか緊張するってだけ」
「なるほどな。まあリラックスしとけ」
「うん!ありがとう先生!」
そして私はよほど疲れていたのか本日2回目の眠りについた
side 藤木
ちろり、寝ちゃったのか
まあ、そうだろうな今日はつかれただろうな
でも、俺と二人きりの車のなかで寝ちゃうとはほんとにすごいな
無防備すぎる
ほんとにダメだって分かってるのに本能ではちろりを求めてしまっている
それを自覚し始めたのはつい最近だけどな
最初の生徒指導のときは多分俺のことが苦手だったんだろうな
俺のこと見ようともしないし
なんなら面と向かって嫌いですなんて言ってきやがったし
あん時はガチでイラッときた
でも、それと同時にちろりに興味が出た
いつもいつも俺に近寄ってくるのは顔面を見た奴らだけで、本当の俺のことなんて見ようともしてこないからな
でも、ちろりは俺の顔面なんかに興味はなくて、そもそも俺に全く興味がなかった
それに俺はどんどん惹かれていき、
そして、ちろりとのテスト勉強らへんで自分の気持ちに気づいてしまった
ほんとにやばいよな
本当ならもう気持ちを伝えたい
ていうかもっと触れたい
でも、それをできなくさせてるのが教師と生徒という関係だ
本当は今すぐにでもキスしたいし、抱きしめたい。
それに、ちろりが思ってること全部知りたい
ちろりの彼氏になりたいんだ
でも、できない。この虚しさがほんとに嫌だ
いつかちろりが振り向いてくれることはあるのだろうか
卒業したらお前に好きって絶対言うからそれまでに俺を好きになってくれ!ちろり
これからもずっと大好きだ。愛してる
俺は言葉にできない変わりにちろりの頬へチュッとキスを落としたのだった
side 藤木 end.
