これで何回目だろう。私は黒木さんが机の上に置いていった書類を取り上げると、残ったメンバーたちへちらりと視線を向けた。
けれど、彼らはわざと知らないフリをして目を逸らす。
私は無言でその書類を鞄へ入れると、メンバーたちに「今日はこの辺で終わりにしよう」と声をかけた。
メンバーたちは「はぁい……」と生返事をし、バタバタと帰る準備を始める。
「……後期の生徒会長って地味だよね。何というか頭がカチカチというか、真面目というか」
「それになんだか話しかけづらいオーラが出てるよね。常に無表情だし」
背後でヒソヒソと聞こえる陰口。私は唇を強く噛み、込み上げる感情を押し殺した。
私だって、あなた達と一緒に仕事なんてしたくない。
