「莉央は僕が学級委員長になった理由、知っている? 莉央のためなんだよ。もし莉央が来年度の生徒会に立候補したら、僕も一緒に立候補して、莉央を支えたいんだ」
私の胸の奥がざわついた。
生徒会に立候補するために頑張っていたなんて、知らなかった。ただ、かっこいいところをアピールしたいだけなのかと思っていた。
瑠衣君、承認欲求強いから……。
「そうだったんだね、瑠衣君……」
瑠衣君は小さく頷くと、言葉を続けた。
「生徒会に選ばれるためには、日々の評価も大事でしょ? でも、毎日気を張るのは疲れるから、学校でめちゃくちゃ頑張った分、こうして莉央に甘えてバランスを取ってるんだ」
「はぁ……」
彼のよくわからない理屈に、私はまたため息を漏らした。
でも、学校で気を張っているのは瑠衣君だけじゃない。私だってそうなのに。
「瑠衣君……あのさ……!」
「スー、スー……」
え!? 寝た!?
瑠衣君は膝枕をされると、すぐに寝てしまう癖がある。
太ももが重たいし、これじゃ動けない。

