「……僕、莉央に嫌われたかと思うと息ができない……。学校に行けない……。悲しい……」
もう、ちょっとしたことで、すぐに落ち込んじゃうんだから……!
時々、瑠衣君の構ってちゃんなところがめんどくさくなる。
私は小さく息を吐いて、口を開いた。
「瑠衣君、私は嫌いだなんて一言も言ってないよ? 抱きつかれることも嫌じゃない。ただ、外でされるのが嫌だっただけ」
「本当!? 莉央は僕のこと嫌いじゃないんだね!?」
瑠衣君はガバッと顔を上げると、真っ赤な目で私を見つめてきた。
「う、うん。嫌いじゃないよ。瑠衣君のことは好きだから……。ほら、ティッシュで顔を拭いて」
私がティッシュボックスから一枚取り出して、瑠衣君に渡そうとすると、彼の顔が先ほどとは打って変わってパァッと明るくなった。

