けど――――コイツは勝手に助けを求めていたあたしを怒らなかった。 免許証から実年齢がバレても退かなかった。 それどころか、こんなあたしをまだ好きだと言っている。 「 」 そんなコイツを愛しても良いかもしれないと思うあたしは、恐らく脳まで腐ってしまったに違いない。 最早骨と皮だけで構成されている骸骨のような薬指から、指輪がカタンと音を立てて落下した。