【SR】賞味期限

「でもボクは怒らないよ。今日は機嫌が良いからね」



そう言って差し出されたのは小さな箱。


あぁ、そういえば今日はクリスマスだったっけ。



箱を受け取る気力もないあたしをよそにコイツは下手な鼻歌交じりに包みを開き、銀色に輝く指輪をあたしの左手薬指に勝手に填めた。




「結婚しようか、ミクちゃん」



あぁもう、あたしは賞味期限どころか消費期限が切れそうだって言うのに。