この男に突然連れ去られて、幽霊でも出そうなボロい廃病院に監禁された。 肝試しってノリでもないこの冬の時期、誰もこんな所に近寄りはしない。 店にやめると電話をかけさせられ、そのまま携帯は没収された。 痩せてるあたしが好きという理由で食事は一度も与えられていない。 水道なんて止まっているから水も殆ど貰えない。自分の食事は買ってくる癖に。 ――――死ぬ。 そう直感し、コイツがいない隙に必死に考えた結果は。 コイツが唯一気づかなかった、ポケットにある薄いサブ携帯の存在。