その程度で私に勝てると思っているのかしら?ワガママな婚約者を追放する!

「僕は偉い!当然であるぞ!何故なら天下の公爵令息様であり!お前はたかが侯爵家の馬鹿女!つまり僕を敬い続け尊敬し続け、それがこの婚約を成功させる鍵である!親切に教えた我に感謝するのだ!」




 ……何言ってるんだこのゴミは!

 誰に向かってモノを言ってるねん!


 私は宇宙一美しき可愛き美少女のカトリーヌ様よ?


 それをたかが公爵令息だからって侮辱するなんて論外!



 これは許されざる屈辱ですわ!



 分かってないこの馬鹿を調教しないと!



 だって私こそすべてが許されるのよ。それを何はき違えているのかしら!



 私が正義なのよ!




「オホホホホホ、ブライアント様はユーモアがお好きなようで!本当に素晴らしい方は謙虚であられるのよ?」




 もちろん嘘に決まっている!この馬鹿を騙すのだ!


 謙虚であることを信じたらこの馬鹿を卑屈にさせることも容易い!


 さーあ引っかかれ!


 私ともなると頭までいいから困ってしまいますわ!




「その通り!よく分かっているでは無いか!僕は謙虚だからお前のような馬鹿女に教えてやったのだ!」




 はぁ????????????????????


 こいつ謙虚の意味を勝手にすり替えたわね?



 いいでしょう!ならば私も何でもしてやりますから!





「オホホホホホ!ブライアント様?知らないのですか?最近の流行は女性を立てることですわ!」



 当然嘘である!いや建前的に貴族内でこういうことは昔から言われているが、達成されたことなど一度もない!


 長い歴史で一度も無い!


 だがこの建前の前に屈するがいい!





「だからこの僕はお前のために親切に教えてやっただろう!これが立てたでは無く何だと言うのだ!生意気だぞお前は!」




 ……


 このボケが!建前も無視するとは不届きな奴め!



 こうなったら自爆させてやりますわ!



 私は何て天才なんでしょう!




「オホホホホホ!ブライアント様は世界一偉いってことで従えばいいのかしら?」




「その通りだ!僕は世界一偉いんだ!だから僕と婚約できて最高だな!」




「キャー逆賊よ!陛下を差し置いて偉いとか言ってる逆賊がいるわー!私は貴族だからそんなこと認められませんわー!キャー!」




「な……何を言ってるんだ!?」




「キャーキャー逆賊よ!婚約どころか公爵家自体が終わりよーキャーキャーキャー!」





 こうしてこの馬鹿は失脚した。



 流石に王家もこの失言程度で公爵家を謀反扱いはしなかったが、


 公爵家が王家を恐れまくり忖度して、このブライアントを廃嫡にした。


 当然婚約も破棄された!



 オーッホッホッホッホッホッホ!

 天才の私の勝ちなのよ!



 やっぱり私が一番凄いってことね!