午前2時の東堂さん家─夏宮星乃のミステリアスな日々。─



昼休み。


朝にした会話をしっかり覚えていた莉々子は、「さぁ、行くよ!」宣言と共に私の手を引くとそのまま廊下に出た。


そして、「教室に居るかな?」と言いながら一組にひょこっと顔を覗かせたラインの良い横顔に目を大きく見開いた。


……え、隣のクラスなの!?


目的地が思いの外に近かったことに内心驚いていると、「ん~…なんか不在っぽいなー」莉々子の残念がった声が聞こえた。


どうやら今はいないらしい。


…どんな人か、気になってたんだけどなぁ。


「…うん、やっぱいないね~」


「そっか」


「放課後、捕まえられるといいんだけどねー…なにせアイツ、女の子によく呼び出されるし…」


「え?」