「おはよ!どーしたの、朝からそんな険しい顔して」
「莉々子(りりこ)…おはよう。別に何でもないよ」
「えーっ、そんな顔しておいて何もないとか絶対嘘でしょ!何か悩みでもあるなら話聞くよ」
そう言いながら私の前の席に座った莉々子の優しさに胸がじんわり暖かくなった。
ありがとう。でも本当に悩みがあって憂鬱になっていた訳じゃないんだ。
……まぁ、知りたいことが知れないことに若干のストレスを感じてはいるけども…
今のところ、自分に憑いているユーレイ的な何かだと思っているんだよね。…ていうか単純にそれしか思い付かない。
「(ホラーは苦手だけど、でもあんなにも優しい声をしているんだから、もし仮にそうだとしても悪いものじゃない…と思うんだよね。実際に朝のアレ以外は何もないから、もしかしすると守護霊的なやつなのかも。…知らないけど)」
「…星乃、やっぱり何か困っていることがあるんでしょ!?絶対力になるから話して!」
「…え!?あ、違う違う!困っていることなんて1コも無いから…!!」



