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『毎朝、私を起こしているのは誰なんだろう?』
何回そんなことを思ったかもう数え切れないくらいに、私の一日は不思議から始まる。
確か、その声を聞くようになったのは、小学五年生の夏辺りからだったと思う。
初めて耳にしたときは自分の気のせいかと思ったけど、次の日もアラームが鳴る前にその知らない誰かに起こされたし、中学二年生になった現在(いま)も続いている。
でもその謎のお陰で、休日も規則正しい生活を送れているのだけれども。
……でも、こんなにも気になるのに、謎を解く手掛かりがひとつもないから、4年経った今もまだ解明することが出来ないでいる。
その事実に何となく悔しくなって、まだ人が少ない朝の教室で、机に頬杖を付きながら眉根を寄せていると
「ほーしのっ!」
元気よく教室に現れた美少女が、私に向かって片手をブンブン振った。



