午前2時の東堂さん家─夏宮星乃のミステリアスな日々。─



質問に答えたら東堂くんが眉をひそめた。


…どうしたんだろう?何か引っ掛かることでもあったのかな?


「東堂くん?」


「…いや、何でもない」


と言われても、そういう風には全く見えないのですが…


東堂くんは、私の視線に込められているものに気付いても、さきほど述べた言葉を撤回することはなかった。


彼は何かを誤魔化すように咳払いして話を戻した。


「あー、その…夏宮は、謎の声が聞こえることを悩んでいるんだよな?」


「うーん…確かに気にはなるけど、今のところ被害は無いし…だから解決できなくても、ダメージはそれほどないかな?」


「でも気になるんだろ?俺も、問題は解決した方がいいと思う」


「そ、そうですか?」


「ああ。…マジで誰なんだよソイツ…」


ボソリと小さく呟かれた言葉はよく聞こえなかった。


「でも、これの解決方法って…?」


「そうだな…とりあえず、この事を兄貴に話してもいいか?」