質問に答えたら東堂くんが眉をひそめた。
…どうしたんだろう?何か引っ掛かることでもあったのかな?
「東堂くん?」
「…いや、何でもない」
と言われても、そういう風には全く見えないのですが…
東堂くんは、私の視線に込められているものに気付いても、さきほど述べた言葉を撤回することはなかった。
彼は何かを誤魔化すように咳払いして話を戻した。
「あー、その…夏宮は、謎の声が聞こえることを悩んでいるんだよな?」
「うーん…確かに気にはなるけど、今のところ被害は無いし…だから解決できなくても、ダメージはそれほどないかな?」
「でも気になるんだろ?俺も、問題は解決した方がいいと思う」
「そ、そうですか?」
「ああ。…マジで誰なんだよソイツ…」
ボソリと小さく呟かれた言葉はよく聞こえなかった。
「でも、これの解決方法って…?」
「そうだな…とりあえず、この事を兄貴に話してもいいか?」



