午前2時の東堂さん家─夏宮星乃のミステリアスな日々。─



「それはそうと、星乃ちゃんと連絡先を交換した切っ掛けが知りたいなぁ~ 澪央から声をかけたの?」


もうとっくに見透かされていたことに顔から熱が引かなくて悶々していると、兄がそんな質問を投げてきた。


「……あー、そうそう。その事なんだけど、何か悩み…?があるみたいなんだよアイツ」


「そうなの?」


「ああ、わざわざ昼休みに莉々子と一緒に俺のところまで来てさ。自分に霊が憑いていないかどうかを知りたがっていたんだ」


「星乃ちゃんが?何かあったのかなぁ…ちなみに問題は無かったんだよね?」


「ああ、特に何も。そう伝えたらすげー安心していたな。…でも、なんか腑に落ちないって顔をしていたのが少し気になって、理由を聞いてみても大したことじゃないからって言われて、結局何も分からないままなんだよ」


「ふーん…でも少なくとも問題を抱えているから澪央に声をかけた訳だし、彼女が何を悩んでいるのか気になるねぇ~」


「……対応しないといけないような問題は一つもないはずなんだけどな…」