「あ、えっと…東堂くんは霊感があるって莉々子から聞いて…それでちょっと聞きたいことがありまして…っ!」
「……あー、そういうことか。自分に問題があるのか無いのかが知りてぇのか」
「(え、東堂くんエスパーなの!?)」
「………ダチにもクラスメイトにもよく聞かれる事だから、夏宮もそうかなと思ったんだけど…違ったか?」
「あ、ち、違いません!合ってます…!!」
困ったように首を傾げた彼に慌てて否定する。
そっか、周知の事実なんだ。
知らなかったなぁ…
「そうそう、あたしも前に東堂に聞いたことあるよ~!ていうか東堂に良くないモノに憑かれてるって指摘されたことあって、そこからちょくちょく確認しに行ってるよ」
「そういや、そんなことあったな」
「(え、なにそれ!初耳なんだけど!?)」
当の本人は、あははーと明るく笑っているけど、私は話を聞いてゾッとした。
鳥肌が立ってしまった私をじっと視た東堂くんは、しばらくして、「…うん、今のところは何の問題もないから安心していいよ」とキッパリ断言した。
「ほ、本当ですかっ!?」
「ああ。嫌な感じとかも全くしないし」
「そういうことまで分かるんだね…凄いなぁ」
「……、別にそんなことねぇと思うけどな」
そっぽ向いた彼の顔が、少しだけ赤い気がするのは私の気のせいだろうか?



