午前2時の東堂さん家─夏宮星乃のミステリアスな日々。─




「東堂、ひさしぶりっ!!」


「っ、ああ、久しぶりだな。…っても、たまにメッセしてたけどな」


どうやら莉々子はさっきの東堂くんの表情(かお)を見ていなかったらしく、いつものテンションで普通に話しかけている。


彼の視線が、隣にいる莉々子に移動した。


……今の、何だったんだろう?


東堂くん、霊感あるらしいから何か視えたとか…?


「…で、俺に何か用でもあるのか?」


「あ、そうそう。あんたにちょっと聞きたいことがあってね~ あ、私じゃなくてこの子がね?」


疑問に首をかしげそうになる私の両肩に莉々子が手を乗せてきた。


でも本題に入る前に自己紹介しないとね。


なにせ、彼とは今日が初対面なのだから。


必然的に、彼と視線が交わる。


今は普通だけど、さっきの表情が脳裏を過(よぎ)って何となく緊張してしまう。