「東堂、ひさしぶりっ!!」
「っ、ああ、久しぶりだな。…っても、たまにメッセしてたけどな」
どうやら莉々子はさっきの東堂くんの表情(かお)を見ていなかったらしく、いつものテンションで普通に話しかけている。
彼の視線が、隣にいる莉々子に移動した。
……今の、何だったんだろう?
東堂くん、霊感あるらしいから何か視えたとか…?
「…で、俺に何か用でもあるのか?」
「あ、そうそう。あんたにちょっと聞きたいことがあってね~ あ、私じゃなくてこの子がね?」
疑問に首をかしげそうになる私の両肩に莉々子が手を乗せてきた。
でも本題に入る前に自己紹介しないとね。
なにせ、彼とは今日が初対面なのだから。
必然的に、彼と視線が交わる。
今は普通だけど、さっきの表情が脳裏を過(よぎ)って何となく緊張してしまう。



