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店を出る頃には、すっかり夜が深くなっていた。
友達たちは駅の方へ向かうらしい。
別れ際、一人が〇〇の肩を叩いた。
「じゃあな」
「おう」
「……ちゃんと送ってけよ」
「分かってる」
「あと、また音信不通にするとかやめろよ」
その言葉に、〇〇が一瞬黙った。
友達は、ふざけたように笑いながらも、目だけは真剣だった。
「ちゃんと話し合えよ。大事にしろよ」
「……分かってるって」
「ほんとかよ」
「ほんと」
「ならいいけど」
友達は私にも向き直った。
「今日は会えてよかったね」
私は笑ってうなずいた。
「……うん。ありがとう」
「また飲もうね」
「うん」

