Jour de neige

 私は立ち上がり、窓の外の雪を眺めていた。
 すると、後ろからそっと抱きしめられ、
「雪を嫌いにならなくて済んだんだね」
「うん。インストラクターのお兄さん⋯⋯あなたのお陰ね」

 クリスマスツリーの下には、2つの包みが並んで置かれてある。
 互いへのクリスマスプレゼントだ。
 それは朝になったら開封する約束だが、ひと足早いクリスマスプレゼントを貰ったような気持ちになった。

「これも小説のネタにするの?」
「しないよ。ずっと、僕らだけの物語のままで」

 幸せいっぱいのまま、私たちは窓の外を眺めていた。