「あっ、こら!」
普段、走るのは苦手ではないものの、何しろ雪の中をスキー靴で走るとなれば、走りにくくて仕方ない。
故に、あっという間にインストラクターのお兄さんに捕まってしまった。
「全く⋯⋯僕はまだインストラクターとしての経験は浅いけど、逃げ出した子は初めてだよ」
呆れたように言われ、
「だって⋯⋯高所恐怖症の私には、とてもじゃないけど無理!学校も酷いよね!どうして、皆と同じように出来なきゃいけないの⋯⋯?」
泣くのを必死で堪えながら、惨めな心情を吐露した。
すると、インストラクターのお兄さんは、
「そっか⋯⋯。それもそうだね。皆と同じように出来ない子が居てもおかしくないし、出来ないことを無理にさせるより、得意なことを伸ばすほうがいいのにね。そんなことにさえ気づかなくてごめん」
私は驚嘆した。
親も教師も、大人という生き物は、上から押さえつけるような言動しかしないのに対して、このお兄さんは、私のような子供の言うことに、真剣に耳を傾けてくれた。
普段、走るのは苦手ではないものの、何しろ雪の中をスキー靴で走るとなれば、走りにくくて仕方ない。
故に、あっという間にインストラクターのお兄さんに捕まってしまった。
「全く⋯⋯僕はまだインストラクターとしての経験は浅いけど、逃げ出した子は初めてだよ」
呆れたように言われ、
「だって⋯⋯高所恐怖症の私には、とてもじゃないけど無理!学校も酷いよね!どうして、皆と同じように出来なきゃいけないの⋯⋯?」
泣くのを必死で堪えながら、惨めな心情を吐露した。
すると、インストラクターのお兄さんは、
「そっか⋯⋯。それもそうだね。皆と同じように出来ない子が居てもおかしくないし、出来ないことを無理にさせるより、得意なことを伸ばすほうがいいのにね。そんなことにさえ気づかなくてごめん」
私は驚嘆した。
親も教師も、大人という生き物は、上から押さえつけるような言動しかしないのに対して、このお兄さんは、私のような子供の言うことに、真剣に耳を傾けてくれた。

