ノックをして保健室に入ると、金沢先生は、私と先生を見てクスッと笑う。 そして、自分の下唇に人差し指でトントンと叩く。 「宮森くん。口元に『グロス』ついてるわよ。」 「え?」 私は驚いて、先生を見る。 先生も慌てて、手の甲で口元を拭こうとしていた。 「プッ」 ん? プッ???