声の主は、先生と金沢先生の声。 やっぱり、先生まだ保健室に居たんだ。 「あ!!もう、じれったい。私が代わりに言ってあげるわよ。 ハッキリ言った方が彼女のためになるんだからっ!!」 ガタッと荒々しく椅子を立ち上がる音がした。 「やめてくれ、オレが言うから。 花梨は、オレの声で言葉で話せばきっと分かってくれる。」 「分かったわ。 でも、宮森君が話できなかったら、無理矢理にでも私が話聞かせるわよ。」 二人の会話が耳に入ってきた。 不安で押し潰されそうになる私。