学校に行くと、昇降口まで、京香と知代が迎えに来ていて、 教室まで歩きながら、私達は話した。 「貧血だって?先生に聞いたよ。体、大丈夫?」 「花梨は、ちょっと細すぎんだよ。もっと食べて、倒れないようにしなきゃ!」 二人とも心配してくれた。 「ありがとう。心配してくれて。」 「当たり前だよ〜」 京香と知代は、ニッコリと笑った。 「あ、そういえば…」