慌てて寝癖を直すしぐさをしながら先生に言う。 「なんで起こしてくれないかな〜」 なんて、膨れながら抗議。(自分が悪いんだけどね。) 「今日は朝の当番で 一時間早く出たんだ。 目覚まし掛けてったろ? 止めて、また寝た花梨が悪い」 「だってー…」と、言うのと同時に、鐘がなる 「ほら、早く教室に入れ。今なら遅刻にしないから。」 と、私が入るまで待っててくれた。 なんだかんだ言いながら、やっぱり先生は優しい。