先生にこうして抱き締められると、密着した背中からダイレクトに伝わる先生の温もりにさえドキドキしてしまう。


赤く染まる顔を隠すように、私は先生から手に持ったレタスに視線を落とした。


「花梨、こっち向いて?」


「……。」


俯いたままの私の左頬に先生は手を添えると、顔だけ横に向かさせて後ろからキスをした。


一度は啄むようなキスをして唇から離れると、次は私を味わうような貪るようなそんなキスをする。


「ちょ…先生、朝からそんなキス…ん。」


先生から濃厚なキスをされて、朝からヘロヘロになってしまう私。