「せっせせ先生。急にななな何す…っ!」 先生が人差し指を口に当てると、私はまるで魔法にかかったみたいに口をつぐむ。 両手で口を押さえて首を縦にコクコク動かした。 いけない。 まだ学校だったんだ。 ここで私が騒いだら誰か来ちゃうよね。 先生はクスッと笑うと、 薄く形のいい唇をゆっくり開いた。