先生は…❤



「花梨。」


先生が私の名前を呼ぶ。


低音で甘いトーンの先生の優しい声。


その声が私の鼓膜を揺さぶった。


先生の口から私の名前を聞くだけで胸がキューとなる


見つめられただけでも、ドキドキするのに、先生は私にきゅん死にさせるつもりなのかな。


ドキドキしすぎて心臓が壊れそう。


これ以上、先生の側にいると心臓がもちそうにないよ。


「ねぇ、花梨?」


先生の色香に惑わされて、ポケーッと惚けた私の顔を先生は除き込む。


「ひゃあっ!!」


先生と至近距離で目があって、思わず叫んでしまった。


だって顔が近いんだもんっ。


さっきよりも急に近づいた顔にビックリしちゃったよぉ。