先生は、後ろから私を抱き締めたまま言った。 背中に先生の温もりを感じる。 私の胸は、それだけでドキドキしてしまう。 「せん…。」 「俺は先生だから、瀬尾と違って、学校でずっと一緒にいられるわけじゃないからな。 家にいる時ぐらい、そばにいたいんだよ。」 振り向いてみると、ちょっと拗ねた顔の先生。 いつもより幼く見える気がする。 いつも大人で余裕のある人のそーゆう顔ってカワイイかも。 自然に口元が緩んじゃう。 「なぁ、花梨。」 「うん?」