「ほら。貧血で倒れて、保健室に運ばれて来た日。」 金沢先生は、真っ直ぐ私を見ながら、 核心である話を切り出した。 「あ……。」 だって、それは……。 「宮森君が、お酒に強くてすごいって話をしたら、 すごい勢いで保健室出ていっちゃったでしょう!?あれ、どうして?」 「え……お酒?」 すごいって、お酒の話だったの? だって、金沢先生、あの時『お酒』だなんて一言も言ってなかったよ。 だから、私、てっきり…。