脅迫婚?!~悪い噂の絶えない社長が、実は誠実で一途だったなんて信じられません!~


もちろん、朝陽のサンタは愛梨だ。静江から、朝陽がサンタ宛に書いていた手紙の内容を聞いて準備し、父に頼んで枕元に置いてもらった。

水の実験キットはすぐに見つかったのだが、幼児でも理解できそうな電気回路の実験キットを探すのがなかなか大変だった。店舗やネットで探し回り、QRコードを読み込んでオリジナルの動画を見ながら実験できるキットを見つけたため、それを取り寄せたのだ。

(喜んでもらえてよかった)

それとは別に、彼が欲しがっていた科学と宇宙の図鑑も用意している。

『今ね、お父さんと秀夫さんと静江さんとクリスマスパーティーをしてるんだ。これからケーキ食べるんだよ! お姉ちゃんはお仕事終わった?』
「うん。少し前に終わって、今は理人さんと夜ご飯を食べてるところ。私も朝陽にプレゼントがあるの。これからそっちに行って渡すね」
『わぁ、ありがとう! でも今日じゃなくて大丈夫。今日はお姉ちゃんも理人とラブラブなクリスマスをしてていいよ!』

朝陽のとんでもない発言に噎せ返る。

『ら、ラブラブって……』
『理人も一緒にいるんだよね。頑張って口説いてって伝えて! あ、ケーキきた! じゃあお姉ちゃん、またね!』