脅迫婚?!~悪い噂の絶えない社長が、実は誠実で一途だったなんて信じられません!~


「ありがとう、美嘉。理人さんと話してみる」
「それがいいわ。クリスマスはどうするの?」
「……あ、なにも考えてなかった。やっぱりプレゼントとか用意するもの?」

理人と一緒に百貨店に買い物に行った日、朝陽にはプレゼントを買ったけれど、理人に買おうという考えは一切浮かばなかった。

そう言うと美嘉は目を見開き、これみよがしに大きなため息をつく。

「ったく、これだから恋愛偏差値底辺の女は。ちょっとだけ西澤社長に同情するわ」
「ヒドイ……。ねぇ、男性になにをプレゼントしたらいいの? これ食べ終わったら買い物にも付き合ってくれる?」
「気持ちを自覚したのなら、いっそ〝プレゼントは私!〟でいいんじゃない?」
「もう! 真面目に考えてよ」

美嘉にからかわれながら、愛梨は理人へのクリスマスプレゼントを懸命に考えるのだった。