安心する声、優しい声、私の大好きな声。
「何してんの」
そう言ってナイフを取り上げられた。
「だめっ・・・・・返してっ!これ取れなくてのどかここから動けないのっここから出たいのに」
ナイフを返して欲しくてここから出たいと言ってしまった。
それが間違いだった。
「何のためにここから出るの?」
ビクッと思わず反応してしまった。
さっきまで優しさを帯びていた声が低く、冷徹な声に変わった。
空気も冷たくなっている。
「だってここからでないとっ」
「出ないと何?出て行かなきゃいけない場所でもあんの?」
「ない、けど・・・・・」
「じゃあこんな変なことしないで。足血出てるから治療セット持ってくるね」
怖くて思わず本当のことを言ってしまった。
よくよく考えてみて・・・・・?
なんでそうくんはここにいるんだろう。
もしかして、
もしかして
私を囚えた犯人・・・・・?


