ENFJホストは、30歳INFJフリーターの初恋でした。




その頃。



集中治療室では。



由夏への処置が続いていた。



医師と看護師が慌ただしく動く。



「バイタル、安定傾向です」



少しずつ。



少しずつ。



数値が戻っていく。



「……よし」



医師が息を吐いた。



由夏はまだ眠っている。



そして。



彼女自身はまだ知らない。



あの夜。



自分が蓮を庇ったことで。



蓮の中にあった感情が。



ただの「気になる女性」から。



決して失いたくない、大切な存在へと。



大きく変わり始めていたことを。