ENFJホストは、30歳INFJフリーターの初恋でした。




どれくらい時間が経ったのか。



分からない。



愛莉はずっと俯いていた。



湊は何度も時計を見る。



蓮は。



一言も喋らなかった。



やがて。



長い時間の後。



手術室の扉が開いた。



3人が一斉に顔を上げる。



医師が出てきた。



「手術は終わりました」


「……!」



愛莉が息を呑む。



「銃弾は摘出し、出血していた箇所も処置しています」


「由夏は……」



蓮が尋ねる。



「現在は集中治療室で管理します」


「助かったんですか」


医師は慎重に言葉を続けた。



「手術自体は終わりました。ただ、まだ予断を許さない状態です」


「……」


「術後の状態を見ながら、集中治療を続けます」



蓮は深く頭を下げた。



「……ありがとうございます」



医師が去っていく。



3人は。



ようやく少しだけ息を吐いた。



°⭐︎′**⭐︎・°*⭐︎



その後。



医療スタッフから説明を受けた結果。



短時間であれば、代表者1名のみ面会できることになった。



「代表」



愛莉が蓮を見る。



「行ってきて」


「……ええんか」


「うん」



湊も頷いた。



「俺らはここで待ってます」



蓮は2人を見た。



そして。



小さく頷いた。



「……分かった」