数日後、凶器の鑑定結果が届いた。
包丁に残された血液は、宮原さんのものと一致した。
真中さんの供述とも矛盾はなかった。
「これで、一件落着ですねぇ」
あたしは大きく背伸びをした。
「欄、報告書は終わったのか?」
大山先輩が隣から覗き込んできた。
「えっ? まだですけど」
「じゃあ、一件落着じゃねぇだろ」
「事件は解決したじゃないですかぁ!」
高遠先輩が向かいの席で笑った。
「仁、今日は帰れそうにないな」
「こいつの報告書が終わればな」
「ええっ! あたし待ちですかぁ!?どこか
連れてってくれるんですか?」
慌ててペンを握ると、大山先輩が苦笑いをした。
「ほら、さっさと書け」
「はい!」
あたしは報告書の空欄を見つめた。
「……先輩」
「今度はなんだよ?」
「この『空き』、誰か埋めてくれません?」
おわり
包丁に残された血液は、宮原さんのものと一致した。
真中さんの供述とも矛盾はなかった。
「これで、一件落着ですねぇ」
あたしは大きく背伸びをした。
「欄、報告書は終わったのか?」
大山先輩が隣から覗き込んできた。
「えっ? まだですけど」
「じゃあ、一件落着じゃねぇだろ」
「事件は解決したじゃないですかぁ!」
高遠先輩が向かいの席で笑った。
「仁、今日は帰れそうにないな」
「こいつの報告書が終わればな」
「ええっ! あたし待ちですかぁ!?どこか
連れてってくれるんですか?」
慌ててペンを握ると、大山先輩が苦笑いをした。
「ほら、さっさと書け」
「はい!」
あたしは報告書の空欄を見つめた。
「……先輩」
「今度はなんだよ?」
「この『空き』、誰か埋めてくれません?」
おわり



