真中さんの供述をもとに、凶器の捜索が始まった。
そして翌日、川底から一本の包丁が発見された。
「鑑定結果が出るまでは断定できねぇがな」
大山先輩が報告書を閉じた。
「真中さん、逮捕されるんですよね?」
「ああ。殺人を認めているからな」
高遠先輩が窓の外を見つめた。
「写真をばら撒くなんて脅さなきゃ、こんなことには……」
「でも、殺していい理由にはならねぇ」
大山先輩の言葉に、あたしは頷いた。
「……はい」
机の上には、宮原さんの手帳があった。
何度も書かれた『空き』という二文字。
「なんだか悲しいですね」
「何がだ?」
「好きな人の名前なのに、空っぽみたいで」
大山先輩は黙って手帳を閉じた。
「名前くらい、ちゃんと書いてあげればよかったのに」
あたしは小さく息を吐いた。
もう、その名前が書かれることはない。
そして翌日、川底から一本の包丁が発見された。
「鑑定結果が出るまでは断定できねぇがな」
大山先輩が報告書を閉じた。
「真中さん、逮捕されるんですよね?」
「ああ。殺人を認めているからな」
高遠先輩が窓の外を見つめた。
「写真をばら撒くなんて脅さなきゃ、こんなことには……」
「でも、殺していい理由にはならねぇ」
大山先輩の言葉に、あたしは頷いた。
「……はい」
机の上には、宮原さんの手帳があった。
何度も書かれた『空き』という二文字。
「なんだか悲しいですね」
「何がだ?」
「好きな人の名前なのに、空っぽみたいで」
大山先輩は黙って手帳を閉じた。
「名前くらい、ちゃんと書いてあげればよかったのに」
あたしは小さく息を吐いた。
もう、その名前が書かれることはない。



