「先輩、この女の人、どっちに向かってるんですか?」
あたしは画面の端を指差した。
「マンションから離れる方向だな」
高遠先輩が映像を巻き戻した。
「最初の映像は午後七時四十二分だったよな」
「ああ。こっちは八時四十七分だ」
大山先輩が二枚の画像を並べた。
「でも、これだけじゃ同じ人か分かりませんねぇ」
「そうだ。だから服装だけで判断しちゃいけねぇ」
そのとき、あたしはあることを思い出した。
「先輩、真中さんって何時に帰ったんですか?」
「本人は七時半以降、家にいたと言ってるな」
「じゃあ、その時間に家にいた証拠があれば……」
「少なくとも供述の裏付けにはなる」
高遠先輩が勤務記録を手に取った。
「仁、真中の自宅は会社から電車で三十分ほどだ」
「昨夜の退勤時刻は?」
「午後六時五十二分」
大山先輩が時計に目をやった。
「七時半に帰宅できたか、経路を確認するぞ」
あたしは画面の端を指差した。
「マンションから離れる方向だな」
高遠先輩が映像を巻き戻した。
「最初の映像は午後七時四十二分だったよな」
「ああ。こっちは八時四十七分だ」
大山先輩が二枚の画像を並べた。
「でも、これだけじゃ同じ人か分かりませんねぇ」
「そうだ。だから服装だけで判断しちゃいけねぇ」
そのとき、あたしはあることを思い出した。
「先輩、真中さんって何時に帰ったんですか?」
「本人は七時半以降、家にいたと言ってるな」
「じゃあ、その時間に家にいた証拠があれば……」
「少なくとも供述の裏付けにはなる」
高遠先輩が勤務記録を手に取った。
「仁、真中の自宅は会社から電車で三十分ほどだ」
「昨夜の退勤時刻は?」
「午後六時五十二分」
大山先輩が時計に目をやった。
「七時半に帰宅できたか、経路を確認するぞ」



