あたしたちは、署内の映像確認室へ向かった。
モニターには、マンションのエントランスが映っていた。
「昨夜の午後七時四十二分です」
担当の捜査員が映像を再生する。
画面の端から、一人の女性が現れた。
「この人、真中さんじゃないですか?」
あたしが指さすと、大山先輩が身を乗り出した。
「待て。顔がはっきり映ってねぇ」
女性は俯いたまま、建物の脇へ歩いていく。
「あれ? エントランスに入らないんですね」
高遠先輩が画面を指さした。
「仁、こっちは非常階段の方向だぞ」
「そうだな。あそこは鍵が掛かってなかった」
大山先輩が映像を一時停止させた。
「この人物の出入りは確認できてるのか?」
「今のところ、入るところだけです」
「じゃあ、帰ってないんですか?」
「違う。映ってないだけだ」
大山先輩は、もう一度画面を見つめた。
「別の出口も含めて確認してくれ」
あたしは女性の後ろ姿から目を離せなかった。
モニターには、マンションのエントランスが映っていた。
「昨夜の午後七時四十二分です」
担当の捜査員が映像を再生する。
画面の端から、一人の女性が現れた。
「この人、真中さんじゃないですか?」
あたしが指さすと、大山先輩が身を乗り出した。
「待て。顔がはっきり映ってねぇ」
女性は俯いたまま、建物の脇へ歩いていく。
「あれ? エントランスに入らないんですね」
高遠先輩が画面を指さした。
「仁、こっちは非常階段の方向だぞ」
「そうだな。あそこは鍵が掛かってなかった」
大山先輩が映像を一時停止させた。
「この人物の出入りは確認できてるのか?」
「今のところ、入るところだけです」
「じゃあ、帰ってないんですか?」
「違う。映ってないだけだ」
大山先輩は、もう一度画面を見つめた。
「別の出口も含めて確認してくれ」
あたしは女性の後ろ姿から目を離せなかった。



